2022年6月メディア

2022年6月4日

🔸説教題:成熟

🔸説教者:佐久間典臣

🔸聖 句:ヘブライ5:11〜6:3

 

 ヘブライ書の著者は、教会の信者たちが初歩のキリスト教から成熟へと進まないことを指摘し、成熟したクリスチャンになるように薦める。それは、キリストの大祭司としての意味を説明しても、信者が理解できないであろうことを懸念してのことだった。私たちにとっても耳の痛い話であれば、自分の信仰についても見直す良い契機となる。

2022年6月11日

🔸説教題:信仰の警告

🔸説教者:佐久間典臣

🔸聖 句:ヘブライ6:4〜12

 

 信仰者への聖書の中で一番厳しい警告が書かれている箇所から考えます。もっとも、後半には正反対に恵みの言葉が書かれています。内容としては、初代教会でも聖霊のバプテスマを受けていても、堕落するものがいたことを知ることができます。しかし、それは致命的な滅びの道だったのです。

2022年6月18日

🔸説教題:神の誓い

🔸説教者:佐久間典臣

🔸聖 句:ヘブライ6:13〜20

 

 神がご自身にかけて誓ったことは、私たちの救いに関わっていました。ヘブライ書がヘブライ人宛の手紙であるために、ヘブライ人の宗教や文化・歴史に詳しくない人には、分かりにくい箇所です。キリスト教の説教などは、どちらかというとヒューマニズムが色濃く出ている話しが好まれる傾向があるために、ヘブライ書はとっつきにくく難解に感じやすいのです。今日の箇所もご一緒に読み解いてみましょう。

2022年6月25日

🔸説教題:メルキゼデク

🔸説教者:佐久間典臣

🔸聖 句:ヘブライ7:1〜10

 

 メルキゼデクについて説明が始まります。それは、ヘブライ人の神殿宗教と関係があります。彼らの宗教の理解はもっぱら神殿祭儀とその祭司によるもので、イエスをキリストとして理解するときに、イエスは王であり、祭司であることが重要となったのです。しかし、祭司はレビ族と決まっていたので、メルキゼデクが出てきます。ヘブライ人の信仰の父であり、ルーツであるアブラハムが十分の一を献げたサレムの王であり、祭司であり、アブラハムを生きているとするのと同じ意味で生きているメルキゼデク。しかし、神の御子に似ている者として、御子イエス・キリストの優位性を示します。