2018年6月メディア

2018年6月2日

🔶説教題:神の国は力にある

🔶説教者:佐久間典臣

🔶聖 句:Ⅰコリント4:16〜21

 

パウロは、自分に倣う者になれと語ります。それは、神の力がその人から出てくることを意味してました。私たちが理解しなければならない福音は、言葉だけのものではありません。そこには、聖書に書かれている通りに、現代でも神の力が現れるのです。クリスチャンの内に聖霊が宿り、その聖霊がその人を作り変え、その聖霊の息吹が新しい人に変えるのです。その証拠に、聖霊はその人を通して力強く働くのです。クリスチャンが理解して置くべき福音の大切な部分を学びます。

 

2018年6月9日

🔶説教題:神の前に豊かになる

🔶説教者:佐久間典臣

🔶聖 句:ルカ12:13〜21

 

 イエスのたとえ話の中に、「愚かな金持ち」のたとえ、があります。お金に執着しても死んでしまえばおしまいだ、といった教訓話ではありません。命の話をしているのです。天国へ行くことのできる生き方と、そうでない生き方です。イエスはそれを神の前に豊かになることと教えます。私たちは、神から恵みをいただき、多くの恵みに溢れているのです。それを感謝すること、そして、その恵みを他の人に分け与えることが肝心です。

 

2018年6月16日

🔶説教題:霊的戦いと聖霊

🔶説教者:佐久間典臣

🔶聖 句:ネヘミヤ2:9−18、3:33−35

 

 クリスチャンにとって霊的戦いという言葉は聞くことがあると思いますが、それが自分とどう関わっているかあまり考えることがないかもしれません。しかし、聖書を読んでみると、決して人ごとと無関心でいることができないことに気がつきます。実際、悪霊のために苦しんでいる人は結構いるのです。しかし、悪霊の働きと自覚していないで攻撃を受けている人となれば、全員該当するはずです。それならば、その実態を理解し、対策を知ることは大切なことです。そのことを今日は学びます。

 

2018年6月23日

🔶説教題:純粋で真実のパン

🔶説教者:佐久間典臣

🔶聖 句:Ⅰコリント5:1〜8

 

 コリントの教会で起こった不祥事は、この世の人からも叱責されるような不道徳なことでした。聖霊を受けて新生した人がこのような大きな問題を起こした時に、教会の対応は驚くほど寛容だったのです。パウロは、パン種が入れば練り粉全体が影響を受けると過越のパンを使って事の深刻さを諭します。さらに、過越の小羊も彼らに示すことで教会をこの世の影響から守ろうとしました。教会にとっての除名問題も含めて一緒に考えましょう。

 

2018年6月13日

🔶説教題:平凡な悪

🔶説教者:佐久間典臣

🔶聖 句:Ⅰコリント5:9〜13

 

ハンナ・アーラントという女性がいました。彼女はユダヤ人でナチスによって収容所に入れらましたが脱出して生き残れたユダヤ人です。数百万人ものユダヤ人を収容所に入れた責任者のアドルフ・アイヒマンがついに逮捕され、イスラエルで裁判にかけられる事になりました。ハンナは政治哲学者として活躍していたのですが、ザ・ニューヨーカー誌に裁判記事を書くための特派員になりました。それは、彼女がなぜこれほどの大きな悪がなされたのかを知るためでもあったのです。その結果は予想外でした。アイヒマンは自分はヒットラーの命令に従っただけで悪いのはヒットラーだと弁明したのです。それは、大きな組織に属した人が上の命令に従っただけだ、と言っているのに似ています。悪魔のような悪人として断罪されるべき人が、実は小役人のように何も考えずに命令だからと数百万人ものユダヤ人を残酷に扱ったのです。なぜ、彼は考えなかったのだろう。この思考の停止こそが悪なのではないか。どんな組織でも、それがたとえ教会であろうとも、悪は忍び寄ります。何が悪か考えることが必要なのです。この世の基準に合わせたなら、教会はすでに教会ではなくなってしまうのです。神の支配がある場が教会であります。そうであれば、罪は悔い改めるなら赦しがあるが、罪を見逃して許容すれば、それは神の支配を拒否することと同じなのです。そのことがわかれば、自ずと罪を罪として対処することができるのです。教会が悪についてどうするか一緒に考えて見ましょう。